鍵がない
仕事を終えて家に帰ろうと荷物のチェックをすると
キーケースが見あたらない……。
鞄の中身をすべて出してみたけれど、それでもない。
その日でかけた先すべてに連絡をしてみたり、
地下鉄に問い合わせたり、警察署に電話してみたり……。
たとえば。
仮に地下鉄のどこかの駅で届いたとしても、
遺失物センターまで連絡がいくのには時間がかかる。
さらに。
最近は地下鉄も○○線直通……というものもあり、
そうすると、地下鉄だけでなく、私鉄にも連絡する必要がある。
駅や地下鉄で落としたのなら駅、地下鉄の遺失物センター、
直通のある私鉄に問い合わせればいい。
けれど、そのほかの場所だったら……?
仮に交番に届いていたとしても、
警察署に上がってくるまでには時間がかかる。
私の行動範囲の管轄の警察署いくつかに問い合わせたけれど
念のために近くの交番へも行ってみた。
いまのところ届いてはいないけれど、遺失物の届けを出すと
東京都内で届いたものならば連絡がくるのでやっておいたほうがいいという。
わらにもすがる思いで記入する。
と。。。
連絡先。。。
「自宅を書いてください」
キーケースを探してもう2時間。
かなりパニックに陥っていた私は、その言葉に素直に従った。
名前、住所、電話番号を記入。
でも……
よく考えたら、これって怖いことじゃない?
東京都内で届けがあったら、連絡がくる、ということは
東京都内の警察署だか交番だか、その両方だかに
私の情報がまわっているということ。
なかには、悪い警察官だっているかもしれない。。。
住所を知っていて、なおかつ鍵があれば、部屋に入ることは簡単なはず。
会ったこともない人たちを、信用していいんだろうか?
なくしたものが鍵なのだから、
名字と電話番号だけでいい、とか
少しは配慮してほしかったな。。。
んで、周りの人間と話していて思ったのですが
みんな鍵を軽んじすぎ!
「お財布が落ちていたら届けるけど、鍵なら届けない」
という意見の多かったことにビックリ!
その……恵まれた環境の人が多いんですね。
私だったら、鍵が落ちていたら、
落とした人はさぞかし困っているんだろうな~、と心配になります。
以前、会社に鍵を忘れて帰って、かなりパニックになりながら、
お財布に入っていた予備の鍵で帰宅したことがあったのですが
その時、私が鍵を忘れていることに気付いていた人がいたのに
連絡をくれないどころか、
私が困っているだろうことは想像すらしていないことに呆れたものです。
お財布なんて現金は諦めるよりないし(また、それだけですむなら諦められるし)
カードだって止められるし……。
鍵なんて、たとえ一見、帰宅した時に何の変化もないように見えても
誰かが潜んでいたら?
なんて思うと気が気じゃないですよ。
会社に置いていた予備の鍵で帰宅すると、
彼氏に電話をして、話ながら扉という扉をチェック。
トイレ、お風呂場、ベランダ、クローゼット……
誰かが潜んでいたら怖いですからね。
あちこちチェックしながら
「エスパー伊東みたいな人が引き出しに隠れていたらどうしよう」
とか
「冷蔵庫を開けたら死体が転がり落ちてきても怖いけど、
生きている人がいたらもっと怖くない?」
とか妄想も働いちゃいましたけど。
でも、この日はろくに眠れなかったし、
1日で1kg減ってしまいました。
痩せたい人は鍵をなくせ
って違いますね。。。
結局、鍵は次の日見つかりました。よかったよかった・・・
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